アジャイルジャパン 2016に参加しました

5月31日はアジャイルジャパンでした。
今まではなんかスーツ色が強そうで避けていたんですが、今回はじめて勇気を出して参加しました。

公式ページ
Togetter

感想

  • Awesome Joe の 基調講演面白かった
    • 戦闘機を一週間スプリントで毎スプリントリリースしてるとか、Scrumでワイン造りをしているとか。
  • Awesome Joe ゆっくり話してくれたから英語聞き取りやすかった!
  • 牛尾さん相変わらずテンション高くて面白かった。声がでかすぎてマイクの音が割れてた。
  • 高橋陽太郎さん、サービス開発中止になって号泣 → 号泣する程本気で向き合ってる姿勢がすごい!
  • 会場のシャッター音に苦言を呈しているかたが多かった。私は気にならない派。

参加したセッション

セッションごとの感想など

初心者向けミニチュートリアル

ざっくりアジャイルを説明しようとするとやっぱこうなっちゃうよねぇという感じのセッション。
知ってる人が聞くと言いたいことはわかるけど、ほんとに伝えたい人に伝わるかは未知数。。。

実行会長あいさつ

道元の言葉「知るとわかるはちがう」
http://www2j.biglobe.ne.jp/~mano/message/08.html

IPA 激励メッセージ

日本のScrum認定者はすくないらしい。

基調講演1 スクラムがイノベーションを加速する 〜ソフトウェア以外にも適用されはじめたアジャイル〜

Scrumは生産性の超兵器 - 驚くほど効果的

と Awesome Joe こと Joe Justice さんが言ってました。

ソフトウェアエンジニアだけじゃなく、ハードウェアエンジニアも一緒のチームでScrumを行っているという事例など。
自動車や、スパークリングワイン、果ては戦闘機(コレ の4ページ目)や法律までScrumで作っているという話。

固定観念からか、どうしてもScrumといえばソフトウェア開発を想像してしまっていました。
むしろ昔良く聞いた「組み込み系(含むハードウェア)にはアジャイルは向かないよねぇ」となんとなく思っていた考えが粉砕されました。
パイロットもチームに入れて、戦闘機を週一回リリースするとか 空前絶後 (言いたいだけ)ですね。

そう言うキャッチーな話とともに
「Scrumは毎スプリントコストを下げてValueをあげていけるから投資家はScrumが好きなんだ」
とか
「スクラムマスターの主要な仕事はチームをハッピーにすることです、チームのフラストレーションを取り除くのがスクラムマスターの仕事です」
など、サラッといいことも言っていましたさすがAwesome。

基調講演2 アジャイルなIoTプラットフォーム開発

あのいまや飛ぶ鳥を落とす勢いの玉川さんによる基調講演。

基調講演の内容も良かったですが、個人的には最後に紹介されていたモジュール5個で八王子全体をカバーできるというLoRAがすごい!と思いました。

玉川さんががおっしゃっていた「オープンでフェア」「ものづくりの前にリリースノートを書くのはAmazonカルチャー」はカッコ良かった。

A-3 アジャイルをもっとアジャイルに ~ 足りない何かが見つかる、アジャイルミステリー分析 ~

岸良さんの話が聞けるということで、個人的にかなり期待していたセッション。
内容としてはCCPMの手法はアジャイルプロセスとも相性がいいよ!というお話。

そういえばクリティカルチェーン読んでないので、今度読んでみよう。

岸良さんはさすがの話し上手で楽しく話を聞けました。

B-4 文化の壁をぶち壊せ!日本でも出来る本物の DevOps ジャーニー!

久しぶりの牛尾さんセッション。
相変わらずの開幕ハイテンションで、スピーカー割れるほどの音量で”デブオプス!!!”って叫んでました。

DevOpsについては牛尾さんのブログを見てねということだったので、おそらくこの記事を読めば良いのではないかと思いました。

今回は時間の関係上DevOpsの話少なめで、最近牛尾さんがよく言及している文化の違いについての話がメインでした。

「日本の文化で、アジャイルを導入した場合の問題点は、その文化の違いから”うっすいカルピス”みたいになる。」

それを避けるためには西洋文化を(部分的に)インストールのが近道であるということ。
ただ、すべて西洋式にする必要はなくて、アジャイル(DevOps)と日本文化のジョイント部分だけ西洋文化をインストールするといいよという話でした。
「Be Lazy」「エッセンシャル思考」などが、サラッと語られていましたが、その辺り+αが「西洋文化」なんだろうなと思いました。

どうやってインストールするかというところについては余りフォーカスして語られなかったので、とある若者が聞いてみたいとつぶやいたりしていました。

久しぶりの牛尾さんセッションは相変わらずのハイテンション&クオリティで素晴らしかったです。

なんとなくのまとめ

いろいろな立場の人のいろいろな話を聞けて、現在のアジャイル開発の一つの側面みたいなものが感じられ、
また、今の自分のチームのどの辺がいい感じでどの辺が足りてないみたいなことを考えるヒントになったのかなと感じました。感じたような気がします。