アジャイルひよこクラブ「つの習慣に学ぶ!!開発者から見たプロダクトオーナーとのよい付き合い方」に参加してきました。
隔月開催のため、前回に引き続き2回連続の参加です。
今回はPO Studyの主催者であり、7つの習慣ボードゲーム公認ナビゲーターでもある、
関さんによるプロダクトオーナーとのつきあい方についてのセッションでした。
時間が無い人向けのあらすじ
付箋の使い方
- プロアジャイラーにになるための付箋の剥がし方
- 下に引っ張る > 横に剥がす >>>>> 普通に剥がす
- プロアジャイラーにになるための付箋の貼り方
- のりを下にして貼ると重ねた時の取り回しがらく&重なった重みで落ちない
7つの習慣に学ぶ!!開発者から見たプロダクトオーナーとのよい付き合い方
- 7つの習慣は習慣化しないと意味ない
- プロダクトオーナーとチームはちゃんと要望の意図を共有しないと良いものが作れない
- コンペティティブインテリジェンス重要
当日の流れ
自己紹介
まずは自己紹介です。
前回は4人くらいのグループを作って、グループ単位での自己紹介でしたが、
今回はひとりずつ全体に向かってテンプレに沿って自己紹介です。
7つの習慣に学ぶ!!開発者から見たプロダクトオーナーとのよい付き合い方
関さんのセッションです。
アイスブレイク 付箋のめくり方
はじめにアイスブレイクで付箋の正しい使い方のレクチャーです。
- 剥がし方
- 貼り方
- のりを下にしてはる
- こうすると、重ねて貼った場合に一枚の付箋に重さが集中して落ちるという事がなくなります。
- 下に貼った付箋も上の付箋をめくると見えて便利
- のりを下にしてはる
言葉の定義と意識合わせ
次に、会場で話していることの認識がずれないように、
用語についての認識合わせということで、アジャイル開発とプロダクトマネジメントについての解説です。
アジャイル開発について
- アジャイル
- 今できないことを次にできるようにしましょう → コレ以外言っていない
- プロジェクトマネジメント、プロダクトマネジメントが入っていない → これが原因で失敗するケースがおおい
- アジャイル開発導入の時失敗したこと
- アジャイルマニフェストの下2行が話されていないこと
- みんな勘違いして大変なことになった(ドキュメント書かなくていいんだ!!! とか)
プロダクトマネジメントとは
- マネジメント対象
- プロダクト
- 市場
- 顧客
- 上流と下流がある
- 上流
- 市場投入まで
- SIerとかLeanなかんじのひととか
- 下流
- 市場投入したあと
- メタップス、電通、博報堂とか
- 上流
- コンペティティブインテリジェンス
- 意思決定するために必要な情報を集めるスキル
7つの習慣
最近各所でよく話を聞く7つの習慣について、図を用いて紹介です。
- 事前アンケート
- 7つの習慣を読んだことがある人は結構いましたが、それを習慣化できている人は一人でした。
- 関さん曰く7つの習慣は習慣化できないと意味が無い
- 7つの習慣について紹介
- 1-3の習慣
- 社会人としてできていないとまずい
- 2-6の習慣
- チームで仕事するときにできていないとまずい
- 7の習慣
- 成功の習慣化
- 成功の習慣化
- 1-3の習慣
プロダクトオーナーとのつきあい方について
ワークショップ
ここからワークショップ形式です。
7つの習慣の配布資料について、配布時にはA4の紙半分に図が印刷されていて、かつ図が内側に来るように半分に折られていました。
これは、図を目一杯印刷してしまうと、メモを取るスペースが無くなってしまうため、あえて半分の大きさにして印刷したそうです。
そこで、関さんからの質問です。
「この配布資料を会場の皆さんだったらどう作りましたか?」付箋に書いてみてください。
私の答えは
- 折らずに配る
- 縮小した図をセンタリングして印刷する
でした。
ワークショップ解説
このワークショップの意図は、POである関さんと、依頼を受けた我々が
目的を共有しないと依頼を受けた側が適切な対処ができない(コミュニケーションギャップが発生する)ということを再認識するためのものでした。
我々は事前に「メモを取りたいから」という要望を聞いていたので、資料の印刷方法について適切に判断できましたが、
もし、その意図がないまま「A4の資料をA5縮小で印刷してほしい」という依頼を受けたらどうなるか、
もしかしたらA4の紙にA5サイズの図を2つ印刷してしまうかもしれません。
POの立場としても、それを聞くチームとしても、ユーザーストーリーのテンプレートでいうところの「なぜ」の部分(+コンペティティブインテリジェンス)をちゃんと共有しないとまずいということを再認識しました。
- 話の流れは忘れてしまったけど手元にメモしてあったこと
- 人が前に進むときにどんなもの(情報)が必要なのか、それをチームビルディング時に合意できていれば良い仕事ができる。
- 本当はどういう姿になっていれば、もっと良い仕事ができたんだっけ?
- ちゃんと先のことを考えられるチームが必要
LT おのさん
チーム14人
- Srrumの定義的には多すぎというが何が悪いのか?
- コミュニケーション取れてますし、ちゃんとチームが強調して作業できてます。
- 問題ない!
ディレクターに質問
- シモネタで会話できること
- シモネタはコミュニケーションツール
質問タイム
PMがチームに必要になると、人数が多くなりませんか
- 専任で用意せよというわけではなく、ロールを定義しましょうという話
- 大事なのは、PO、SM、チームだけでオッケーと言う誤解した状態でやらないこと
- チームの外にはマネージャーとかいると思うので、チームの構成と、組織までスコープに入れた構成で考えたほうがいい
PMとプロダクトマネジメントを同時にやるのって難しくないですか
- 現在は無理だと想います。
- 昔はリリースの間隔が長かったことも有り、一緒にできた
- 最近はリリースサイクルが早くなった+技術要素など複雑になった
- 自分たちのプロジェクトでは分けたほうがいいか?一緒にやったほうがいいかちゃんと考えて判断する
- 一ヶ月のプロジェクトだったら、マネジメントはチーム各自で行うなど場合によって考えたほうがいい
悩み相談
トレードオフできない
- 意思決定する情報がたりないので、みんなトレードオフの判断ができないという状況という可能性もある
- どんな情報があったら優先順位が決められるかという話をしてみる
コンペティティブインテリジェンスを探す旅に出るのもおすすめ
どんな情報があったら決められますか?と聞いてみる。
主体性がないメンバーにどうやって主体性を発揮させるか
- 主体性が与えられていない人もいるということもいるので、まずそこは確認しましょう
その場合は契約を変えないといけない
それでもできないのであれば、要員交代を要求する。もしくはそういった取り組み方だと評価があまりされないということをちゃんと伝える
- チームに慣れていないうちは、さじ加減がわからずできない場合もあるので、やっていいところと、止まってほしいところを事前に共有しておくとよい
他の参加者の回答1
- 以前やってみてダメだったパターン
- こういう勉強会いったよ、こんな手法があったよと相手を刺激する
- そもそも興味が無いので響かない
- アジャイルと言わずにやってみる
- 定着しなかった
- 言わないとやらなかった
- こういう勉強会いったよ、こんな手法があったよと相手を刺激する
他の参加者の回答2
- チームメンバーが今できていないことを共有する
- できていないことに気づくことによって、自発的にやることもある
他の参加者の回答3
- ビジョンを共有する
- 自分が作ったものがどう使われているか見せる→お客さんと合わせる
感想
7つの習慣に学ぶ!というほどプロダクトオーナーと7つの習慣は密接に絡んでいなかった気もするが、
7つの習慣のエッセンスと(駆け足だったけど)プロダクトオーナーについて話を聞けたのは良かった。
アジャイルひよこクラブは質問とか、悩み相談にもウェイトをおいているので、メインスピーカーの話がどうしても短くなってしまうのが悩みどころ。
初心者の悩み相談というコミュニティのスタンスなので、この方式はいいと思うが、プロダクトオーナーの話は別の所でもう少し詳しく聞いてみたくなった。