「ゲームにすればうまくいく」を読みました

読んだ本

感想

ゲーミフィケーションとは、どういうことで、どのようにサービスにゲーム要素を取り込み、それによってサービスの魅力を増大させるかということについて、非常にわかりやすく書かれた本です。

1
2
3
4
5
「ゲーミフィケーションって、バッジ・ポイントやレベルの要素を入れればいいんでしょ」と言われることがあります。
ここでいうゲームの要素はそのような表面的なことではありません。
それよりもゲームの要素が、「本来のサービスの面白味」あるいは「ユーザーの利用目的」と正しくつながっているかどうかが大切なのです。
ユーザーがそのサービスから得たいと考えている価値をしっかりと理解すること、それが得られるようにすることや、
あるいは得られているという実感が持てるようにすることを、ゲームの要素を使って加速する、これがゲーミフィケーションの考え方です。

まずは、この一文によってゲーミフィケーションの誤解と、ゲーミフィケーションについての正しい定義を提示してくれます。
これだけでも読んだ価値が有ります。

あとは、筆者の理論による、ゲーミフィケーションを支える、9つの要素からなる「g-デザインブロック」という概念について、丁寧に解説されています。

ゲーミフィケーションとは、コテ先の技ではなく、サービスについてよく考えて、サービス似あわせたゲーム化をしなければ成功しないと感じました。

内容も読みやすく、解説も論理的で丁寧でわかりやすいので、(特にサービス企画を行うような方は)一読されることをおすすめします。