「ここらで広告コピーの本当の話をします。」を読みました

読んだ本

感想

今年に入ってから個人的に開催している技術書じゃない本を読もうキャンペーンの一環で読んでみました。
広告や、マーケティングの話と言うのはいままでほとんど触れてこなかったので、新しい発見があるかなと期待して読んでみました。

この直前に読んだ 100円のコーラを1000円で売る方法 コミック版ラーメン二郎にまなぶ経営学 ―大行列をつくる26(ジロー)の秘訣 は、マーケティングの考え方や手法を軸に、それぞれをどういった局面でどう使うかについてカタログ的に書かれていましたが、
この書籍はちょっと違い、どうしたら顧客(の製品)の価値を高めることができるかということについてを主題に書かれています。

競合優位性、ターゲット設定など、語られている手法は多くないものの、どのように考え、組み合わせれば、より価値を高められるかということが筆者の体験を元に書かれているため、非常に読み応えがありました。

文体も自分の好みに合っていたのか、ぐんぐん読み進められる読みやすさと、今までの自分のが上辺をなぞってるだけだったなぁと認識させてくれる内容で、おすすめできる一冊です。

クライアントの要望に応えられないのは三流、クライアントの要望にしか応えられないのは二流、クライアントの要望以上を出すのが一流

これは著者の先輩クリエイティブディレクターの言葉だそうですが、エンジニアにもそのまま当てはまると思います。私もはやく一流になりたいものです。