なんでつくったのか
昨年の7月にフクロモモンガを飼い始めました。
こんな感じです。
3X歳のいい年した男ですが、可愛いと言わざるを得ません。
最近では結構人気があるようで、芸能人でも飼っている方が居るとか。
近所のペットショップでも、かなり見かける小動物です。
よく言われる魅力は、
慣れやすい
ベタなれという状態までなれると名前を呼ぶと飛んできたりするそうです。
うまくすればナウシカ気分になれるとか。比較的長寿
10年とか15年とか聞くこともありますが、普通に5年から7年くらいは一緒に暮らせるようです。滑空します。
ムササビとか、忍者ハットリくんのイメージです。
他にも色々魅力はありますので、もし興味の湧いた方はインターネットで検索していただけるといろんなモモンガが見られます。
youtubeに動画もあるようですので、自宅に迎える前に魅力を堪能してみてください。
そんな魅力たっぷりのフクロモモンガですが、飼い始めて、フクロモモンガのことを調べていくと、
どうやら温度管理が大切だということがわかりました。
インターネットや、本の情報を見ると20度を下回ると低体温状態になり、30度をこえると熱射病の危険があるそうです。
夏の間はエアコンをかけっぱなしにしていたのである程度安心でしたが、
冬は光熱費の関係などもあって、室内全体を温めるのではなく、
モモンガのケージの周りだけ小型のオイルヒーターと、パネルヒーターで温めることにしました。
そうなると、室内の温度とモモンガの生活空間の温度が一致しなくなり、
実際のところ適温にできているのかという疑問が湧いてきました。
温度計のような、その時その時の状態だけでなく、一日を通しての温度変化。
しかもフクロモモンガの生活している環境により近いところでの計測がしたいという欲求が湧いてきました。
そんなことを考えていた矢先に、社内でワインセラーの温度管理システムを趣味で構築した話を聞いたことを思い出しました。
それをそのままいただいてしまって、ちょっと手を加えればフクロモモンガに使えるんじゃないかと思い、
システムの作成者をうまく口車にのせて説得して。
セラー温度管理システムにプラスアルファしてこのシステムが完成しました。
何ができるのか
なにでできているのか
今回制作したモモンガ温度管理システムは
アメリカ Globalscale Technologies社の GuruPlug Server Standard という小型LinuxBoxの上で稼動しています。
温度計は TEMPerUSB というUSB温度計を使用しました。
GuruPlug Serverは350ml缶を横にして四角くしたくらいのサイズの中にサーバーとして使用するに必要十分な機能が詰まったLinuxBoxです。
OSはDebianがプリインストールされ、GigabitEthernetや、2PortのUSBなど画面を出力できない以外はほぼすべての機能を備えたマシンです。
使ってみてみてどうだったのか
しばらく運用してみると、我が家のモモンガのケージの気温は多少の上下はあるものの、概ね適温を推移しているということがわかりました。
大丈夫だろうと思っていたものの、実際数値になって見えることによりより安心出来ました。
また、汎用的なLinuxBoxを使ってシステムを作っているので、機能を拡張する自由度が高いのが魅力です。
今後も、このシステムを改良して楽しいモモンガライフを送ろうと思います。
せっかく作ったシステムですので、興味のある方がもしいらっしゃれば使っていただけるようにしたいと思っています。