CouchConf Tokyo に参加してきました

2012/1/27 JR田町駅から徒歩10分かからないくらいのところにある
ベルサール三田 で開催されたCouchConf Tokyo に参加してきました。

奇しくも同日に開催されていた ビールが2トンとか、レッドブルのおねいさんがいるとかいう話だった

#CROSS2012 とはベルサールつながりでした
#CROSS2012の内容は @shinyaa31さんのブログにまとめられていますので詳しくはそちらをご覧ください。http://d.hatena.ne.jp/absj31/20120127/1327732404

ーー閑話休題--

ということで一日Couchbase漬けになってきました。

当日のタイムテーブルはこちらのとおり http://www.couchbase.com/couchconf-tokyo
また、当日の雰囲気を感じられるかもなまとめもついでに作成しました。
http://togetter.com/li/248729

Welcome and Opening Session
まずはCouchbase社の Vice President @stevenmih さんの挨拶


そして


です。
Couchbaseは Simple Fast Elastic
Simple:
5分でセットアップできる

Fast:
Memcached由来のハイパフォーマンス

Elastic:
スケーラビリティに優れている
… and Mobile:
モバイルとクラウドの同期を簡単にできる仕組みがある!
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Tour of Couchbase Server 2.0 and Demo
v2.0の新機能とリリーススケジュールについて。
2.0は今はちょっとパフォーマンスに問題があってまだリリースできないらしい、2月末にベータ4月以降にリリースの予定らしい。

ここでも、運用が簡単だってことと、パフォーマンスを維持しつつ安定性とデータの保全性を大事にしているよという話が印象に残った。
使いやすそうな管理WebUIがあって、しかもすべてREST APIでアクセスできるから自動化も簡単という話らしい。すごい。
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Developing with Couchbase Part I: Getting Started
Couchbaseを利用した開発について基本的な機能を一巡り。

開発言語は何でもいいらしい、ただ、Couchbaseで開発ライブラリを用意してある言語Javaとかはそっちを使ったほうがいいらしい。
それ以外の言語は基本memcachedなんで、そっちのライブラリで使えるということらしい。
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Developing with Couchbase Part II: Advanced Document Design
Couchbaseはスキーマレスなので、スキーマの定義とか煩わしいことはないけど、
それでもいろいろなテクニックがあるよというはなし。
もう少しCouchbaseを使い込んでいくと色々腑に落ちるんだろうなという感じでした。
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Box Lunch and Lightning Talks
Docomo Innovations @yas さんによる Couchbase・mongodb・cassandraの比較についてと、
couchdb.jp @ijokarumawak によるLTセッション

Couchbase・mongodb・cassandraについては、各々得手不得手があるからそれに合わせて使えばいいんだなと理解しました。
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Developing with Couchbase Part III: Advanced Application Development
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Couchbase in Production 24x7
Couchbaseをノンストップで運用し続けるためにいろいろな仕組みがあるというお話。
クラスタの追加削除がいつでもできて、データの再配置もオンラインでできる、
しかもオフピークに狙って実施できるようにタイミングは自分で決められるとか。

パフォーマンスボトルネックの判別や、サーバー増強計画を立てやすくするためにたくさんの情報を自動的に収集しているとか。
バージョンアップも稼働中にできてしまうとか、ここまでやるかというくらい運用がやりやすくなるような仕組みがいっぱいありました。
OpeningSessionで言っていたSimpleというのは使う側が行う作業をなるべくSimpleにしようという考えなのではないかと思いました。
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Mobile Application Development and CouchSync
YOUR DATA ANYWHERE
ということでMobileSyncpointの概念の説明、チャネルという概念とその利用方法とか。
Use Caseについていっぱい。
アイディア次第ではいろいろな可能性がありそう。iCloudみたいなことがオレオレでできると考えただけでもご飯3杯は行けるか!?
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Mobile Application Development with Couchbase
Docomo Innovations の @yas さんによる MobileSyncpointを使ったAndroidアプリケーションのおはなし。
アプリで写真を取ると自動的にクラウド経由で複数端末で写真をシェアできる。
親子と、遠隔地のおじいちゃんとかが今回のモデルケース。
チャネルをうまく使うと公開する対象とかも絞れそう、うまく作りこめばGoogle+のサークルみたいなアクセス制御もできそう。
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Q&A Panel with Couchbase Experts

では Mobile Syncpointとクラウドに関する質問が多かった印象です。
Couchbaseとして特定のクラウドテクノロジー(OpenStackとか)・サービス(dotCloud)とかと関係を強化する予定はあるんでしょうか。
という質問に対しては、現時点では特にクラウドとのれん系については何も行っていないとの回答でした。

個人的にはdotCloudでCouchbase使えるようになると
自分でサーバー用意しなくていいし、0円スタートだしで導入への敷居がグッと下がっていいなぁと思ったりしているのですが。。。

After Party

After Partyでは、誰が言ったか「質問するまでがCouchConf」という掟に則って VPのStevenさんに質問しました。

今日のセッションでもZingaではかなりのノード数が使われているらしいとのことだったのですが、
実際どのくらいの規模のクラスターまでの実績があって、パフォーマンスはどこまでリニアにスケールしていくのかきになったので聞いてみました。

回答としてはZyngaでも200台くらいのクラスターの実績があるし、
理論上は特に問題なくノード数を増やせばリニアにスケールしていくはずだとのことでした。
実際は200台も同じクラスターにすることはないだろうから、気にしなくてもいいんじゃないかなということでした。
(一部うろ覚え。。。)

一日Couchbase漬けになって、ビールもたくさん呑んで、
Couchbaseの中の方ともはなしが出来て、総じて良かったなぁと思いました。
(参加者も思ったより多かった印象でしたし。。。)

途中でCouchbaseの中の方が来年も・・・みたいなことを言っていたので、
次は使っている人のポジションで参加してみたいところです。