牛尾さん(https://twitter.com/sandayuu)主催の、 Majide Perapera Project(http://mpp-group.doorkeeper.jp/)の勉強会
英語学習勉強会「英語のセッションを聴く」実践編
http://mpp-group.doorkeeper.jp/events/20267に参加してきました。
オフショア開発の実践者であり、
牛尾さんをして「ガチアジャイルの実践者」と言わしめる程のMarkusさんの貴重な話を聞け、
更には、自分の質問も聞いてもらった上に、自分の理解力のなさを棚に上げた「Could you summarize it, please.」などという無茶なお願いにも
「もう、十分要約してあるんだけどなぁ」
とか言いつつも非常に丁寧に答えてもらえ、超実践的な英語の勉強にもなる大変有意義な勉強会でした。
タイムテーブル
19:30 - 19:45 Introduction
19:45 - 20:30 My experience with IT outsourcing
20:30 - 20:45 Team discussion
20:45 - 21:30 Ask Mr. Markus
勉強会はこのような流れでした。(ただし、時間はなんとなくです。)
1. My experience with IT outsourcing
まずは、ベトナムでのオフショア開発を実践されている
AXON ACTIVE 社(http://www.axonactive.vn/)の
CEO Markus Baur さんによるオフショア開発の勘所と落とし穴に関するセッションです。
すべて英語のセッションだったため、けっこうな頻度で聞き取れないところがあったのが残念でしたが、それでも随所にためになるエッセンスが散りばめられていて非常に参考になりました。
- 文化の違いを認識しなければならない
- インド人?のYesはYesじゃないとか
- アクセシビリティ
- オフショア先にいつでもすぐに飛んでいける距離感がとっても大切
- 時差は4時間ぐらいまでがいい
Project型ではなくDedicated Team でないと難しい
短いスパンで頻繁な評価を
- 重厚なドキュメントを作らず、最低限のテキストで素早く結果を見る
- チームサイズは 5-10 人 で7人くらいがいい
要求をまとめる人は一人にするべき
何を置いてもオフショアチームと直接会うべき
- 最低限年に4回は現地にいくべき
- 現地で、一緒に話、ご飯を食べ、お酒を飲みましょう
- お互いに歩み寄って、近い間柄になるべきです
2. Team discussion
次に、Markusさんの話を受けて、セッションの内容のチーム内での共有と
Markusさんに聞いてみたい質問をまとめるディスカッションタイムです。
質問のルールとして、チームディスカッションは日本語でOK、
英語への翻訳もチームメンバーの力を借りてOKですが、
実際の質問は質問する人が、英語でMarkusさんに質問をするというルールでした。
3. Ask Mr.Markus (コーナー名は勝手につけました)
チームディスカッションの結果を元に、Markusさんを囲んで全員で座り、
Markusさんへ質問をぶつけて答えてもらおうのコーナーでした。
当初は全員質問するのかなぁと思っていましたが、
個々の質問に対するMarkusさんの対応が丁寧、個々の話題が意外と盛り上がったこともあり、結局7,8件くらいの質問に答えてもらったところでタイムアップでした。
私は、ベトナムでは、けっこう転職が激しいという話も聞いたので、
「アジャイル開発において、チームメンバーが頻繁に入れ替わるのはよく無いと言われていますが、その問題にどう対応しますか?」
という質問を
「Turn over of members is problem of Agile development. how do you
avoid risk.」
という英語で質問しました。
回答は。
1.
開発者に権限を与えて(強制的に働かせたりせず)自己組織化して働いてもらうこと。
- 職場環境を整えて、(託児所を用意したりして)環境を良くすること
という回答を頂きました。
ただ、そうは言っても文化の違いがあったりするので
(ベトナムは65%でOKとしてしまうらしいとか。)
締めるべきところは締めてやっていかなければとも感じました。
感想
オフショアバリバリやってる人の話をちょっと聞いてみようかなぁと
軽い気持ちで申し込んで。
ちなみにさっきのフル英語講演ですよ :)
— TsuyoshiUshio (@sandayuu) 2015, 2月 1
申し込んだ後にこのツイートに気づき、全編英語にビビりまくり
一瞬参加やめようかと思ったりもしましたが、参加して良かったと感じました。
一緒にディスカッションした方が、Markusさんの話を聞いて言った
「これって日本でもおなじだよね」
といっていた言葉を聞いて、本質的なところは文化をこえるってことかなぁと一人感動したりしてました。